IAN WHITCOMB
「I've Been Ill」


本国以上に米国で人気を博した、戦前のミュージックホール音楽の研究家としても知られるWHITCOMB。本盤は数少ない英国でのシングルリリースのうちの1枚。英国では未リリースだったアルバム『YELLOW UNDERGROUND』からのカット。A面「Lucky Jim」は戦前の作品のカヴァーだが、ここでは自作のB面「I've Been Ill」を紹介。西部劇(?)を思わせるSEから始まる、オールドタイミィ調の作風。随所に色々な要素を入れたりと一筋縄ではいかないのはこの人故だろうか。当時英国音楽業界ではミュージックホール等オールドタイミィなノリを入れたポップスが流行っていたが、そうした傾向とは一線を画す何かを感じさせる・・・

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