THE IVY LEAGUE
「In The Not Too Distant Future」


作曲チームCARTER=LEWISを中心とした3人組みヴォーカルグループIVY LEAGUE。ヒットした「Funny How Love Can Be」等フォークロックや米ジャズコーラス辺りをミックスしたそのシンプルな作り。ビートサウンドの持つとっぽさとは対極のピュアなテイストはあのシーンでは異色であった。そんなシンプルなイメージが先行してしまい彼等の多様性は意外と知られていない。本作はシングル「Thank You For Loving Me」のB面、ここではサイケで彼らにしてはグルーヴィな展開を聞かせてくれる。作曲を担当したのはメンバーのPERRY FORD。この時期のHOLLIES辺りを思わせるカラフルな作りに驚かされる。ちなみに本作は彼等のラストシングル。それまでのカタログはPICCADILLYだったが、本作だけはPYEからのリリース。ヒット曲と地味なルックスで随分と損をしているのではないかというのは余計なお世話か・・・

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