JACKIE LYNN
「All In My Mind」

本人の音楽的趣味なのか、はたまたレーベル側の意向なのか・・・60年代の英国音楽シーンからリリースされたポップス系アーティスト達による米国産楽曲のカヴァー。今回紹介するリヴァプール出身の女子歌手JACKIE LYNNのデビューシングルもそうした1枚。普段はトラッド系ジャズグループの専属歌手として活動していた彼女、そんな彼女のデビューシングルに選ばれた楽曲は米国のソウル/R&B歌手MAXINE BROWNが60年にヒットさせたソウルバラード作品。BROWNの原曲は彼女のルーツであるゴスペルの感覚を反映させたディープな仕上がりだったが、LYNNの本盤は随所にパーカッシヴな演出を施した、ちょっと変わったアレンジにジャズ/ポピュラー系歌手らしい、丁寧な歌唱スタイルで歌い上げている。この辺の感覚はアイルランドのショウバンドに近いものがある。冒頭の問いだが、本盤はやはり後者なのだろうか・・・