JACKIE LYNTON
「I'm Talking About You」


本国のみならず世界的にブームとなった英国ビートサウンド。楽器陣に歌手、メンバーは4,5人。この鉄板の図式が教科書的な存在となっていた。が、時代のトレンド、決して先のグループ編成で無くとも音自体はまんまビートサウンドというのも多く、ソロ名義とて侮れないこの時期。今回紹介するソロ歌手JACKIE LYNTONのこのシングルもその典型。実況録音なのか、ざわざわとファンらしき拍手からスタート、歌う曲はこれまたビートグループの教科書的楽曲、CHUCK BERRYの「I'm Talking About You」。バックの伴奏も彼等自身本物のビートグループだろうか、ワイルドな荒削りの演奏を聞かせてくれる。同じ時に録られたと思われるB面「Lawdy Miss Clawdy」もニューオリンズのR&B歌手LLOYD PRICEの代表曲、こちらもビートグループの嗜好にあった選曲。

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