JAMES ROYAL
「Work Song」


60年代後半にCBSレーベルでソウルフルなポップスのシングルを多く残している歌手JAMES ROYAL。本盤はCBS以前に在籍していたPARLOPHONEでの2枚目。米国の人気ジャズ系コルネット奏者NAT ADDERLEYが60年にリリースした、ジャズスタンダードとして知られる作品のカヴァー。ADDERLEYと同年に米国のジャズ歌手OSCAR BROWN, JR.が歌詞を付けてカヴァーしており、このROYALのヴァージョンもそれを手本にしたのだろうか。65年という時期らしく、伴奏はビートグループっぽいノリを出しており、間奏のギターソロもフリークビート感があってカッコいい。ROYALのソウルフルな歌唱も後のCBS時代よりも良い意味で完成されていなく粗削りな雰囲気があり、そこも本盤の聴き所の1つだろうか。

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