JOE BROWN
「Sea Of Heartbreak」


いきなりサイケなギターワークのイントロ、その後は上品なドリーミィ・ポップに展開する本作。歌うのはPYEレーベルに多大な貢献をした専属歌手の1人JOE BROWN。どこか懐かしさも感じさせる本作、原曲は米国のカントリー歌手DON GIBSONの61年のヒット曲。やっぱりこの辺はJOE BROWNのルーツなんだろうなぁと妙に納得。そんなルーツ的な要素も感じさせつつも、決して懐かしのメロディ的なものではなく最新のポップスとしてしっかり作用している所が心憎い。色々なジャンルの要素を取り入れたような、ほどよくゴージャスで品のあるこのアレンジを担当したのは60年代後半から70年代にかけて数多くの大物アーティストにドラマティックな演出を施した才人JOHNNY HARRIS。こんな素晴らしい仕上がりなのに全くヒットしていなかったとは!!



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