JOHN BALDRY
「Iko Iko」


60年代前半はブルース系グループHOOCIE COOHIE MENを率いて玄人筋を唸らせるジャジーなブルースで人気を博した英国屈指のブルース歌手LONG JOHN BALDRY。60年代後半には一転してキャバレー系歌謡歌手として大成功を収めた。が、70年に入り、氏から芸名として名前を頂戴したELTON JOHNのバックアップで名前もシンプルにJOHN BALDRYと改め再びブルース/R&Bに回帰、本盤はそんな新たな意気込みを感じさせてくれる1枚。同年にリリースしたアルバム『EVERYTHING STOPS FOR TEA』からのカットで、60年代に米国はニューオリンズ出身のガールグループDIXIE CUPSが大ヒットさせたことで知られるニューオリンズ古典「Iko Iko」をカヴァーしたもの。スピード感のある野性味溢れる仕上がりとなっている。

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