JOHNNY DUNCAN AND THE BLUE GRASS BOYS
「Geisha Girl」


米国はテネシー出身のカントリー/ブルーグラス系歌手DUNCAN。兵役で英国に駐屯し現地で音楽活動をしていた所、CHRIS BARBERに誘われLONNIE DONEGANの後釜としてBARBERのグループで歌手を務めた。数か月で脱退し英国のジャズ系ミュージシャン達とグループBLUE GRASS BOYSを結成し57年にCOLUMBIAからデビュー。今回紹介するのは8枚目「Geisha Girl」、前年に本場米国の人気カントリー歌手HANK LOCKLYNがリリース、ヒットさせた曲をカヴァーしたもの。LOCKLYNが歌う原曲はタイトルはオリエンタルな響きだが曲調は普通のカントリー調だったのに対し、こちらは軽快なヒルビリー/ロカビリー調のアレンジで演奏、オリエンタルなギターフレーズが入る等ノヴェルティな仕上がりとなっている。面子がジャズ畑だけにほのかなジャジーな香りが実に洒落たアクセントになっている。

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