JOHNNY KIDD AND THE PIRATES
「Ecstasy」


ビート時代に突入しても独自の柔軟性(?)でヒットを飛ばすことに成功した孤高のロックンローラーJOHNNY KIDDと氏率いるPIRATES。63年にリリース、チャート第22位を記録したシングル「Hungry For Love」もそうした1枚。今回はそのB面「Ecstasy」を紹介、作曲は米作曲家DOC POMUSと英国プロデューサー勢もその仕事ぶりに圧倒されたであろうPHIL SPECTOR。米国ではソウル/R&B歌手BEN E. KINGが前年に小ヒットさせたマイルドなポップR&B。ヒット曲「Shakin' All Over」をはじめ比較的エッジの効いた楽曲の印象が強いJOHNNY KIDDだがこうした楽曲でのヴォーカルもなかなか味わい深い。ただしMICK GREENの例のソリッドなギターの音色はこうしたタイプの楽曲でも容赦なく(?)鳴り響いている・・・これもまた非常に興味深い所。

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