JOHN PANTRY
「Net Of Concern」


60年代後半に良質のサイケポップを手掛けたJOHN PANTRYの70年代のスタイルは多分に漏れずSSWなのだが、面白いのがその60年代の雰囲気を良い意味で引きずったテイストを打ち出している所。本盤「Net Of Concern」にもそんな氏独特のポップセンスが随所に垣間見れる佳作。徐々に盛り上がりを見せる箇所などは60年代のSOUNDS AROUND等を彷彿とさせる。これならパワーポップ以降の音楽ファンにも十分アピール出来る仕上り。ちなみに本作の総合製作を担当したMIKE HURSTもまた60年代に数々の良質のサイケポップを手掛けたことで知られる才人である。

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