KRIS IFE
「I Gotta Feeling」


フォークロックっぽいサウンドを得意としていたビートグループQUIET FIVEの一員として活動していた歌手KRIS IFE。その後、グループに見切りをつけソロに転向、67年にMGMと契約しシングルを2枚リリースする。今回紹介するのはその2枚目。A面「This Woman's Love」はタイトルからしてこの時期によくある情熱的なバラード。が、そのB面「I Gotta Feeling」は更に情熱的、そして躍動的な1曲。この時代のグルーヴィな雰囲気を思いっきり反映させたパーカッションとオルガンで幕を開ける本作、ラテンやモッドといった今の時代にも通用するキーワードが曲中飛び回るような終始ゴキゲンな内容。勿論、主役のIFEのソウルフルなシャウトも最高の聴き所。作曲はこの時期にHERDやDAVE DEE等でヒットを飛ばしまくっていたHOWARD=BLAIKLEYのコンビ。本作はシングルのB面故、勿論ヒットしなかったが、そんな時代を味方にした彼等の勢いが溝から溢れ出る様。

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