LORNE LESLEY
「Fire Down Below」


ウェールズ出身のポピュラー系歌手LORNE LESLEY。近年ではUK産ソウル/R&Bやポップコーン等々サブジャンルでの評価が高い彼女だが、65年リリースの本盤もなかなか面白い。A面「Rainy Days Were Made For Lonely People」は米国の作曲家/SSW系歌手AL KOOPERが作曲、PAR BOONEが歌った作品をカヴァーしたもので、ここで紹介するのはB面「Fire Down Below」。こちらは57年に公開された同名映画のテーマ曲で、ジャズ系歌手/ピアニストJERI SOUTHERNがヒットさせたことで知られる作品をカヴァーしたもの。JERIのヴァージョンはゆったり南国風アレンジだったが、こちらはゆったりテンポから途中軽快でパーカッシヴなノリに展開するというなかなか凝ったアレンジでの録音。この面白いアレンジを手掛けたのはJOHNNY ARTHEY。ARTHEYというと60年代後半に活躍した印象が強いが、本盤は数少ない氏の60年代半ばの仕事という所もポイント。

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