THE LOVE AFFAIR
「Accept Me For What I Am」


全英第9位の大ヒットを記録した8枚目のシングル「Bringing Back The Good Times」。自身もアーティスト活動をしていた作曲家PHILLIP GOODHAND-TAITとJOHN COKELLのチームによる作曲、極限まで込み上げる様なメロディに爽快感を覚える作品だった。それに続く9枚目「Baby I Know」も同チームによる作曲。が、前作の作風を踏襲することはなく、MIKE D'ABOの「Handbags And Gladrags」とJANIS JOPLINの「Piece Of My Heart」を混ぜ合わせたようなバラード風の作品だった。これがいけなかったのか全くヒットせず。そんなシングル故、B面などは全く日の目を見ていないだろうが、このB面が実は非常に興味深い内容。作曲はグループ自身、太いドラムのビートから始まり、ハードなニューロックっぽいさも感じさせる骨太なサウンド。シリアスなメロディラインは80年代の米国のLAメタルをはじめとするヘヴィーメタルを思わせる。本当はこうしたテイストのサウンドをやりたかったのだろう(曲名がまさにそう!)、この後に出す2枚目のアルバムはかなり凝ったロック指数の高い作品となることに。

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