MARIANNE FAITHFULL
「Tomorrow's Calling」


DECCA在籍末期にリリースした、67年のシングル「Is This What I Get For Loving You ?」。米国の人気ガールグループRONETTESの作品をエレガントにカヴァー、地味ながら全英43位を記録。ここではそのB面「Tomorrow's Calling」を紹介。こちらは前年にA面曲としてリリースされた音源を何故か再収録したもの(B面用に適当な音源がなかったのだろうか?)。中世の宮廷音楽を思わせる、クラシカルな雰囲気のあるフォークロック調作品。作曲は70年代にALAN PARSONS PROJECTの中心メンバーとして活躍するERIC WOOLFSON。アレンジはレーベルメイトで人気グループのROLLING STONESのアレンジも担当していたMIKE LEANDERが手掛けた。なるほどこの時期のSTONESのテイストに似ている。ちなみにこの曲、前年のリリースでは全くヒットしなかった、今となっては珍しいシングル。そうした音源もおまけで聴ける本盤は一枚で二度美味しいということになるのか??

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