MARION WILLIAMS
「So Did I」


62年にORIOLE系子会社の廉価レーベルEMBASSYからデビューした実力派歌手MARION WILLIAMS。同年にはめでたく大手のDECCAに移籍、今回紹介するのはDECCAでの2枚目にしてラストリリースとなった1枚。楽曲は米国の人気作曲チームGOFFIN=KINGのペンによる、同年の1月に米国の人気歌手ANN-MARGRETがシングルのB面でリリースしていた作品をカヴァーしたもの。このMARIONのヴァージョンはANN-MARGRENTのそれを元にしたアレンジでの録音、BRUCE CHANNELの「Hey Baby」を思わせる牧歌的なハーモニカの響きが印象的なアレンジ、手掛けたのはIVOR RAYMONDE。そこにMARIONの揺るがない、安定した美しく丁寧な歌唱が乗っかる素敵な仕上がり。ちなみにこのMARIONヴァージョンの一か月前にはPICCADILLYのJAKCIE TRENTが同曲をリリース、60年代によくあった競作というやつだったのだろうか・・・

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