MARK WIRTZ' MOOD MOSAIC
「Thimble Full Of Puzzles」


60年代後半にサイケポップをはじめ、素敵な音源を数多く手掛けた人気プロデューサーMARK WIRTZ。氏と言えばやはり全英2位を記録した歌手KEITH WESTの「Excerpt From “A Teenage Opera”」と自身のインスト・プロジェクト‘MOOD MOSAIC’だろうか。今回紹介するのはそのKEITH WESTの次のリリースとなる「Sam」のB面、その自身のプロジェクトなるMOOD MOSAIC名義での作品「Thimble Full Of Puzzles」。カントリースウィングやジャズを思わせる軽快なギターとリズムに歌謡感も感じさせる女性コーラスを被せた実に洒落た作品。いわゆるイージー/ラウンジ音楽的な観点からも高い評価も受けそうだが、そういった類として消費されない、どこかWIRTZ特有の意匠というかクセのようなものを感じさせる。ちなみに本盤はチャート的には第38位と前作には全く及ばなかった・・・

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