McFARTHING KISSOON
「I'm Living Good」


ソウル好き体質の英国ポップシーン。この時期も現行の米ソウルをカヴァーすることは多々。特に嗜好していたのがやはりノーザンソウル。MOTOWNやシカゴ系(というかCURTIS MAYFIELD)のカヴァーが目立つ。と思いきや「なんでこんな英盤も出ていない渋い楽曲をカヴァーするんだ!?」と驚嘆の雄叫びを上げずにはいられないこともある。本盤はまさに雄叫びものの逸品。作曲者のクレジットを見ると南部ソウルでお馴染みのDAN PENNとLINDON OLDHAMの名が。何と本作南部ソウル名門レーベルの1つGOLD WAXの人気グループOVATIONSのナンバー。リードヴォーカルはSAM COOKEフォロワーなのだが歌うMcFARTHING KISSOONもしっかりSAMしている。この後McFARTHINGはMAC KISSOON名義で(または妹のKATIEとのデュオとして)数々のヒットを出すことになる。

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