THE MERSEYBEATS
「I Stand Accused」


BEATLES等同郷のマージー勢と共に初期ビートブームを支えた彼等、その名もMERSEYBEATS。そのビートブームの熱も冷めつつあった65年、そうした熱を帯びた状態を払拭せんと新しいサウンドや人材等と駆使・模索していた彼等。この65年リリースの「I Stand Accused」でもそんな彼等の努力が垣間見れる1枚。作曲はこの時期辺りから頭角を現し始めた、自身も録音アーティストとして活動していたTONY COLTONとRAY SMITHの新進気鋭チーム(ちなみに同曲を全く違うアレンジでCOLTON自身の録音している)。縦ノリの四打ちビートにNICKY HOPKINSの軽快な鍵盤も絡むナイスアレンジ。その上に切ないメロディが乗る最高の1曲。これに感動したのか、後にELVIS COSTELLOも取り上げている。プロデュースを担当したのがTHE WHOを手掛けたKIT LAMBERT。そのつながりでだろうか、本作のフェイドアウト部分でドラ(?)をKEITH MOONが叩いている。

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