MICHAEL BLOUNT
「Angelina Baby」


この時期の音楽は結構微妙なものが多い。ソフトロック!?バブルガム!?SSW?・・・カテゴライズしにくいサウンド。本作もそんな1曲である。歌うMICHAEL BLOUNT氏はこのCBSでアルバムもリリース、一応SSW系で売り出していたのだろう、本盤のA面「Sometimes」はアルペジオの調べが物悲しいフォークナンバー。そしてこの「Angelina Baby」、イントロの浮遊感漂うスティールギターも可愛らしいキャッチーな作風。ヴォーカルもSSW系にありがちな朴訥とした渋みも希薄でアイドル声と言ったほうがシックリくる。SSWとソフトロックの中間的なサウンド。タイトルなんてソフロっぽいしね。アルバム収録曲にはサイケポップのコンピCDに収録されている曲もあるというからもともと彼の中にポップさがあるんだろうな。

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