MIGIL 5
「Mockin' Bird Hill」


後にポップス系デュオPETERS AND LEEとして成功することになる歌手LENNIE PETERSの伴奏グループとして結成、PETERSの甥っ子で後に人気グループROLLING SOTNESのドラム奏者として大活躍するCHARLIE WATTSが一時期参加していたという逸話があるグループMIGIL 5。元々は4人編成のMIGIL 4として63年にデビュー、翌年にはサックス奏者を加えてこの名義に変更、仕切り直しでリリースしたのが本盤。51年に米国の歌手PATTI PAGEやLES PAUL & MARY FORD等がリリース、ヒットさせたカントリー調作品を当時徐々に人気を博しつつあったブルービート、所謂ジャマイカ産音楽のスカのアレンジで大胆にカヴァーしたもの。このノリが受けてか全英第10位の大ヒットを記録。ちなみに同じ週にはあのMILLIEの「My Boy Lollipop」がリリースされていたそうな。業界では「ブルービートを盛り上げよう!」とレーベル各々が協力してのちょっとした営業ムーヴメントみたいなのがあったのか?

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