MIKI ANTONY
「Try It You'll Like It」


60年代後半にドイツ出身の音楽プロデューサーMARK WIRTZと活動を共にしていたことで60年代後半の英国ポップス好きにはお馴染みの人だろうか。70年代に入ってBELLと契約、人気作曲チームCOOK=GREENAWAY等と共に地味ながら良質なポップス音源を制作した。72年にリリースした3枚目「If It Wasn't For The Reason That I Love You」が全英27位のヒットを記録、当時の売れっ子スターGILBERT O'SULLIVANの作風をよりニッチにしたような人懐っこいテイストが受けたのだろうか。そんなテイストはそのB面「Try It You'll Like It」でも遺憾なく発揮されており、A面共に何度も針を落としたくなる魅力に溢れている。アレンジを担当したのが同じくBELLレーベルで主に作曲家/プロデューサーTONY MACAULAYの手掛けた音源でお馴染みのLEW WARBURTON。

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