「It's Easy Child」
THE MOODY BLUES
「It's Easy Child」
R&Bを得意とする、バーミンガム出身のビートグループMOODY BLUES。後にプログレッシヴロック系グループに進化する彼等だが、初期のR&Bビート期の彼等と言えばやはり全英首位の大ヒットを記録した「Go Now !」。米国のR&B歌手BESSIE BANKSが同年にリリースしたR&Bバラード作品を見事ビートサウンドでカヴァーした1枚。ここではそんなA面にすっかり隠れてしまったB面「It's Easy Child」にスポットを当てたい。こちらも米国R&B作品のカヴァーで、オリジナルは三大ブルースの王様の1人、FREDDY KINGが女性歌手LULU REEDとデュオ名義で62年に米KINGレーベルからリリースしたポップなミッドテンポのR&B作品。英国ではこのオリジナルヴァージョン、英EMBERレーベルが本盤と同じ65年にリリースした4曲入りオムニバスEPの1曲として収録されており、MOODY BLUESの連中もこのEPを聴いてカヴァーしようと決めたのだろうか？それとも周辺にいたR&Bマニアの友人知人から教えてもらったのだろうか？いずれにせよ英国のグループらしい、随分とマニアックな選曲だと呆れるやら感心するやら・・・