THE NASHVILLE TEENS
「I'm Coming Home」


64年にデビューしたビートグループNASHVILLE TEENS、68年までDECCAレーベルに所属し結構な枚数のシングルをリリース。本盤はその在籍後期の1枚である「I'm Coming Home」。ちょっとサイケなギターフレーズと脱力なコーラスのイントロから始まる、疾走系ビートロック作品。サビの個所のギターのリフは元々のブルース/R&Bを指針していた頃の名残を感じさせる。ほんのわずかだが間奏部分のワイルドでフリークなギターソロはサイケ度満点。色々な要素を詰め込みすぎたか、ポップス市場には上手くアピールできず全く売れなかった。作曲はCARTER=LEWISプロダクション系作品でその名をよく見るKEENE=SHAWのコンビ。プロデューサーはワイルドなビートサウンドを確立したことで知られるSHEL TALMY。先のギターソロもTALMYの名前で妙に納得。

前のページに戻る