THE NASHVILLE TEENS
「Searching」


64年のビートブーム期に「Tobacco Road」でデビュー、いきなり全英第6位の大ヒットを記録。2枚目「Google Eye」も第10位を記録する等順調な歩みを見せた彼等。その後もリリースを続けるも地味なチャートアクションを続け67年以降はチャートとは縁遠くなってしまう。とはいえヒットはしなくとも作品的には面白いものが多く、今回紹介するシングル「I'm Coming Home」のB面「Searching」もそんな1曲。A面は時代的なトレンドたるサイケ風味に歩み寄った作風だが、こちらの「Searching」は本来彼等の持ち味の黒っぽいテイストを色濃く出した作風。ビート世代でこのタイトルというと米国の人気R&BグループCOASTERSの代表曲を連想してしまうが本作は同名異曲。ファンキーなリズムにかなりモダンなセンスを感じさせるR&Bビート。プロデュースはSHEL TAMLY、作曲者のOLIVERとはTALMYが手掛けていた米国出身のソウル歌手NORMAN OLIVERだろうか?

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