THE NEW FACES
「Someday」


60年代にはよくある類、男女混成のグループ。奏でるサウンドといえば大体がフォーク系だったりする。今回紹介するNEW FACESもその典型的な1つ。65年にPYEからデビューし、以降DECCAやEMBER等に移籍し70年代にかけてそこそこの枚数のシングルをリリース。が、色々聴いてみると単なるフォークではなく、色々なタイプの楽曲を演奏している(させられている?)。そんな彼等の引き出しの多さを体現したシングルの1つが今回紹介するDECCAでの68年作「Someday」。元々はオランダ産のユーロヴィジョン・コンテスト向けの楽曲だったというのもあるが、スウィンギング・ロンドン華やかな時代性を反映したカラフルなポップ。アレンジもクラシカルなオーケストレーションやBEATLESの「Penny Lane」っぽいトランペットが配されるなど聴き所・発見も多い。そんなゴージャスなアレンジを施したのが当時頭角を表していたJOHNNY HARRIS。

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