NICKY HILTON
「Always In My Heart」


コヴェントリー出身のポップス系歌手NICKY HILTON。62年にPARLOHONEからデビュー、63年までに2枚のシングルをリリースするも鳴かず飛ばず。2年後にはDECCAに移籍し本盤をリリース。A面は米国の人気作曲チームによる作品で63年に米国の人気歌手RAY PETERSONが歌い、65年には人気ガールグループのSHANGRI-LASが歌ったティーンバラードをカヴァーしたもの。HILTONの持つハイトーンの声質を活かしたナイスな選曲。そしてB面「Always In My Heart」は当時英国でも人気を博した米国のソウル系レーベルMOTOWNの人気ガールグループのSUPREMESが前年にシングルのB面曲としてリリースしたポップなソウルバラードをカヴァーしたもの。こちらもHILTONの声質・歌唱を上手く活かした素敵なヴァージョンに仕上がっている。作曲はこの時期のSUPREMESの楽曲の殆どを手掛けていたMOTOWNの人気作曲チームHOLLAND-DOZIER=HOLLAND。英国ではマイナー系歌手による珍(?)カヴァーということで英国産ソウルとして評価されているそうな。

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