NIRVANA
「Darling Darlane」


その独特なポップセンスと絶妙なサイケデリック感覚のブレンドはこの時期の英国音楽界何処をを見渡しても見つからない。かと思えばポップス性ゼロのJOHN COLTRANEをトリビュートしたサイケジャズを録音したりとその振り幅も限りなく広い。そうであれば限りなくポップな楽曲もあるだろうと思ったらやっぱりやっておりました。シングル「Oh! What A Performance」のB面「Darling Darlane」。フワフワした感覚は米ソフトロックに近く、後半で聞こえるコーラスもそんな感じだ。英国のソフトロックというとTONY MACAULAYを始めとする比較的メロディラインのハッキリした、米国のソフトロックではなくバブルガム音楽に近い印象があった。が、こうやって英サイケポップを掘って行くと米ソフトロックと意外な共通点を見つけることが出来る楽曲に会えるのだ。

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