PAT SYMS
「Lost」


マイナーながら良質なアーティスト音源の宝庫(どのレーベルにも言えるけど)ORIOLEレーベルからの1枚。本盤のみのリリース歴の無名の実力派女子歌手PAT SYMS。A面「It's Got To Be You Or No One」はA面に相応しいシットリと上品なバラード作品。ここではそのB面「Lost」を紹介。こちらは米国の人気ジャズグループDAVE BRUBECKのグループの大定番「Take Five」にも似たジャジーな雰囲気に美しいストリングスが絡む中で切々と彼女がソウルフルに歌う、地味ながら素敵な作品。作曲はスカ系音源を得意とするマイナーレーベルCARNIVALのアーティスト達に楽曲を提供していたALLAN ZEFFERTとTONY DAYのチームによるもの。アレンジはDECCAやPHILIPS等メジャーレーベルで数多くのポップス系音源を手掛けていたIVOR RAYMONDEが担当。氏の名前をこのORIOLEのレーベルで見るのは結構新鮮かも??

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