PAUL JONES
「The Dog Presides」


MANFRED MANNの初代ヴォーカリストだった人気ポップス歌手PAUL JONESのCOLUMBIAでの2枚目。チャート的には全くヒットしなかった1枚だが、そんな結果に反して(?)内容、裏話は非常に濃厚。人気デュオPETER AND GORDONのPETER ASHERの総指揮の下、ギターにJEFF BECK、キーボードにNICKY HOPKINS、BASSにPAUL SAMWELL-SMITH、そしてドラムにはPAUL McCARTNEYという何とも豪華な布陣。アレンジを担当したMIKE VICKERSはJONESと同じ元MANFREDSだし。A面は無難なヒット狙いだろうか、当時の人気グループBEE GEESのアルバム収録曲を取り上げたもの。が、本盤の注目度が高いのはやはりJONES作曲のB面だろうか、シンプルなロックチューンに豪華な面子が暴れまくる(HOPKINSの鍵盤は聞こえないが、こっちにも参加しているのか?)痛快な仕上がり。ちなみに本盤がASHERにとって記念すべきプロデュース作品第一弾だそうな。

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