PAUL TRAVERS
「Memories Of Melinda」


米資本のレーベルの英国配給盤というのは英国シングルファンにとってはこれまた堪らない魅力がある。そのカタログの殆どは基本的に米国音源だが、それらに混じって僅かながらだが英国制作の音源もあるから。今回紹介する1枚もそんな数少ない英国制作音源。歌うPAUL TRAVERS氏はB面は自作ということや時代を考えてSSW系だろうか、今回はなんといってもA面、我が国の60年代・70年代英国ポップスファンにはなじみ深い作曲家TONY MACAULAYとJOHN MACLEODのチームによる作品。いろいろなレーベルからこの曲を録音・リリースされているが、残念ながらどれもヒットしていない。いくら売れっ子の彼等もヒットもあれば不発もある。典型的な彼等節でいいんだけどなぁ・・・アレンジを担当したJOHNNY ARTHEYやプロデューサーのPHILLIP SWERNは70年代に数々のレーベルでニッチながら良質なポップスをい手掛けている人達。

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