PAUL WILLIAMS AND THE BIG ROLL BAND
「Rocking Chair」


その玄人受けするR&B/ジャズのカヴァーや黒っぽいヴォーカルが受けて、GEORGIE FAMEと並びモッズ族から絶大な支持を集めていたオルガン奏者ZOOT MONEY率いるBIG ROLL BAND。そんな彼等だが、ヴォーカルをとるのはZOOTだけではなくベース奏者PAUL WILLIAMSもまた野太いヴォーカルを聞かせてくれる。今回紹介するシングルはそのWILLIAMSのヴォーカルを全面に出した1枚。曲は同年にニューヨークのライブの名門アポロ・シアターでのソウルレヴューの実況録音盤がリリースされたが、その中でR&B歌手の重鎮RUFUS THOMASが歌っていた楽曲のカヴァー。RUFUSのヴァージョンもジャイヴっぽい感じだったが、このPAUL WILLIAMSのヴァージョンはロックンロールのグループが洒落たジャイヴ風楽曲を演奏しているようなスタイリッシュな仕上がりとなっている。

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