PETER LEE STIRLING AND THE BRUISERS
「You'll Be Mine」


70年代にはDANIEL BOONE名義であの「Beautiful Sunday」を国際的に大ヒットさせた作曲家/歌手PETER LEE STIRLING。60年代前半のビートブームでは多くのグループに楽曲を提供しつつ自身もビートグループBRUISERSを率いて活動。BRUISERSと共に64年にPARLPHONEからリリースを開始、今回紹介するのは4枚目にしてラストのシングル「Everything Will Be Alright」のB面「You'll Be Mine」。両面共にSTIRLINGと相棒PHIL PETERSとの共作。STIRLINGお得意のBUDDY HOLLYスタイルのノリの良いA面とは対照的にB面はシットリとメランコリックな雰囲気も漂う作風でイントロのサイケっぽい響きにもセンスを感じさせる。徐々に盛り上がるドラマチックな展開は野太くソウルフルな声質のSTIRLINGだからこそ成立するのだろう。勿論この素晴らしいアレンジを施したJOHNNY SCOTTの存在も忘れてはならない。

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