PIPP
「Which Way Did She Go ?」


ニュージーランドを代表するビートグループFOURMYULA。本国での成功後は英国等でもシングルを配給、リリースされるまでになった。その後活動の場を本格的に英国に移す。その際他の似た名前のグループとの混乱を避ける為にこのPIPPと随分と可愛い名前に改名することになった。本盤はこの名義で残した唯一の音源。今回紹介するのはそのシングル「Otaki」のB面「Which Way Did She Go?」。ゆったり跳ねたドラムのビートにシンプルな演奏と歌が乗るこの時期の、特に米国で見られたサウンド。というかTHE BANDの「The Weight」の影響大じゃん。まぁこの時期どいつもこいつもWeight病みたいに皆あのノリでやっていたから無理もない。そしてこの歌メロはのちにMOTOWNで大ブレイクする、LIONEL RITCHIEが在籍していたソウルバンドCOMMODORESの名バラード「Easy」みたい。あの2曲を足して2で割るとこうなるんじゃないかなぁ・・・なんて冗談を言いたくなるが良い曲だよね。

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