PUMPKIN HILL
「When Tomorrow Comes」


本盤のみを残して消えていったマイナー系グループPUMPKIN HILL。60年代後半にありがちなグループ名だが71年にしてサウンドの方も60年代後半をやや引きずっている感があるこの「When Tomorrow Comes」。70年代前半らしい陽気なポップスのA面「Shake Off The Dust」に比べてこちらは哀愁漂うメロディが印象的な、サイケの残り香も感じられる作風。前年までこのRCAに在籍していた人気ポップグループのGRAPEFRUITの作風にも似た作品、作曲者のHODGESとは職業作曲家だろうか、はたまたメンバーだろうか。プロデュースは60年代から良質かつ先端的なサウンドを手掛けているPHIL WAINMANが担当している。

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