REAL THING
「Boogie Down (Get Funky Now)」


70年代後半、本場米国のサウンドに接近すべく良質な英国産ファンク/ソウル系グループが次々にデビュー。シーンに活気がみなぎっていた中、やはり頭一つ抜けていたのが彼等、REALTHING。60年代に活躍した前身グループCHANTSから紆余曲折、試行錯誤を繰り返して独自の英国産ソウルサウンドを確立。そうした努力の結晶がグルーヴとなって反映、本盤もその好例だろう。ディスコ・ブギー需要に呼応した、ひたすら高いテンションを維持しつつファンクサウンドを押し進めた痛快な仕上がり。作曲はメンバーのCHRISとEDDIEのAMOO兄弟。CHANTS時代から自身達で作曲を取り組んできたというのもこのグループの強みだろう。

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