ROBERT HENRY
「Walk Away Like A Winner」
米国はテキサス出身のポップス系歌手ROBERT HENRY。50年代からJERICHO BROWN名義で歌手として数枚のシングルをリリース、60年代に入り英国に活動の拠点を移すことに。65年にPHILIPSレーベルからBOB HENRY名義で英国デビュー、翌年に何故かこのROBERT HENRY名義に変えて本盤をリリース。徐々に盛り上がる展開のバラードを朗々と歌うスタイルは当時の同レーベルの人気グループWALKER BROTHERSにあやかってのことだろうか?作曲は米国の作曲家JOEY BROOKSとAARON SCHROEDERが手掛けており、元々は米国のアーティストがリリースしたものをカヴァーしたものなのか、または本作の楽譜が英国の音楽出版会社に送られてきて、それを採用した形なのだろうか?アレンジは人気アレンジャーREG GUESTが担当。リリース当初は全く売れなかったが、70年代に入りノーザンソウルのブームの際に一部の愛好家達から所謂‘ビート・バラッド’という評価を得ることになる。