ROOM 10
「Going Back」


YARDBIRDSやJOHN'S CHILDRENからJAPAN,WHAM !etc・・・そのセンセーショナルなマネージメント方法はまさに業界の花形役者、SIMON NAPIER-BELLのことである。後にSNBを設立したりと60年代を謳歌していた彼だが本作はそんな氏の最初期の仕事と思われる逸品。バンドと言おうかプロジェクトとでも言おうか随分と匿名性の高い響きROOM 10(ウィークリーマンションみたい)。何処の誰かも分からないそこらへんにいたバンドに買い取りでさせた仕事なのか?一応A面「I Love My Love」は映画のタイアップらしくやはりそこは才人BELL、ちゃんとした仕事を持ってきた。そして今回紹介したのがB面「Going Back」はレーベルメイトPOETSを思わせる、ヘロヘロしたビートサウンド。この妙にクセになるZ級(!)ビート好きには堪らない。きっとこちらが彼等の真の姿に違いない。

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