ROY TIERNEY
「Cupid」


マイナー系ポップス歌手ROY TIERNEYのデビュー盤。曲は同年に米国の人気R&B歌手SAM COOKEがヒットさせた、氏の代表曲の1つとして知られる「Cupid」。ROYによる本盤は全編にポコポコとパーカッション、ほのかなオリエンタル風味のフルート等を配した凝ったアレンジに朗々と歌ったティーンポップ仕様に仕上がっている。ちなみに本家のSAMの方も英国では本盤と同月リリースだったようで、60年代によくあった競作という形だったのだろうか。SAMの方は見事全英8位の大ヒットを記録したが、残念ながらこちらは全く世間からのリアクションは無かった。後年にはベルギーの所謂ポップコーン界隈で高い評価を得ることになる(当人としては後々評価を得ても・・・といったところか?)。

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