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「Come On Back To Me」


72年である。意外に多いのが‘昔の名前で出ています’的なビートグループの人達。他の連中は色々な面子と手を変え品を変え出世した人達も多いこの時期(そういう人達は逆に60年代は全く売れなかった人達が多い)、彼等リヴァプールの底力を見せ付けてやる!・・・というった気負いもなく活動していた。この時期の方法論として大抵昔の楽曲の焼き直しか全く新しい、時代のトレンドに色目を使うの2パターンなのだが彼等はその両方だった。本盤は昔のヒット「Needles And Pins」に「When You Walk In The Room」の再録2曲におまけの様に付けた自作曲「Come On Back To Me」からなり、この自作曲がまた良いんだ。当時のトレンドGILBERT O'SULLIVANとTODD RUNDGRENを足して2で割った様なSSW系ポップス。

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