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「He's Got No Love」


リヴァプールから飛び出した、英国ビートシーンではちょっと異質の(?)フォークロック調を打ち出した彼等。ヒット曲も「Sweets For My Sweet」をはじめ他人のカヴァー曲が多かったが、メンバー達は結構作曲に対しては積極的で地味ながら自作の楽曲も意外と多い。今回紹介する「He's Got No Love」はドラムのCHRIS CURTISとギターのMIKE PENDERによる共作。65年ながらサイケに通じるこの独特の浮遊感!彼等のこの独特の洒落たセンスは英国60年代ファンの間ではあまり話題に上らない気がして少々もったいないような・・・さすがに人気グループだが楽曲のイマイチ地味な印象が災いしてか全英12位といつもトップ10入りしていた彼等にはやや物足りない結果となってしまった。

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