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「Take Me For What I'm Worth」


英ビートシーンにおいて他のグループと差異を付けべくか、彼等には“フォークロック”的な形容詞がよく名前にくっついている。聴いてみると所謂本場米国のそれとはちょっと異質(勿論英国産というのもあるけど)な印象も受ける。が、「オレでよけりゃ」といった日活映画のタイトルみたいな変な邦題が付けられたこのシングル「Take Me For What I'm Worth」は米国産フォークロックに近い印象を受ける本格的(?)なサウンドを聴かせてくれる。と思ったらよくクレジットを見るとこの時期米国でフォークロックに熱心だった、自身も自作自演でヒットを出していたP.F.SLOAN楽曲じゃないか。そういえばわが国で異様にヒットした氏の「孤独の世界」に何となく雰囲気が似てる・・・

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