THE SORROWS
「Amore Limore」


売れないワイルド系ビート、所謂フリークビートの中では比較的シングルリリースも多くアルバムもリリースしたりと売れている方(?)だった彼等SORROWS。が、看板男だったヴォーカルのDON FARDONがソロに転向、メンバーチェンジを経ていざ向かったのが新天地イタリア。すでに色々な英国バンドが彼の地に出稼ぎに行って人気を博していたが彼等もその恩恵に与ることになった。本作はA面がHOLLIESの「Listen To Me」のイタリア語ヴァージョン「Per Una Donna...No!」でここで紹介したいのがB面「Amore Limone」。これはSIMON DUPREE AND THE BIG SOUNDも録音した、MANFRED MANNのオリジナル作(MIKE HUGGのペンによる)「Each And Every Day」のイタリア語ヴァージョン。原曲以上にモコモコしたアーシーな音質は狙ったのか単に制作費が少なかったからなのか?ドタバタしたドラムの響きも良く、人懐っこいイントロから情が移ってか(?)何となく最後まで聴いてしまう。

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