THE SPECTRUM
「Comes The Dawn」


65年にCOLUMBIAからデビュー、2年後にRCAと契約し70年まで在籍し数多くのシングルをリリースした彼等、SPECTRUM。本盤はRCAでの2枚目「Portobello Road」、ここではそのB面「Comes The Dawn」を紹介。A面は当時のトレンドだったオールドタイミィ調の作風、こちらのB面は浮遊感漂うゆったりしたサイケポップ調。作曲はアレンジとプロデュースも手掛けているHARRY ROBERTS、そしてROBERTSとよくタッグを組んでいたFRANK KINSELLA。KINSELLAは60年代初頭から色々なポップスを手掛けていた人で、さすがはプロ、こうして60年代後半にも時代のトレンドをしっかり反映させた作品を手掛けていた。ちなみに本盤、パイレーツ系ラジオ局の代表格、BIG Lの愛称で知られていたRADIO LONDONがかなりプッシュして番組でかけまくっていたそうだったがヒットを記録することは出来なかった。

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