STRANGE FOX
「Bring It On Home」


PYE専属プロデューサーとして数々の良質なポップレコードを製作してきたTONY HATCH。70年代に入るとこのPARLOPHONE等でもその名を見る。そんな氏の飛躍を物語るようにサウンド面でもかつての氏のイメージとはかけ離れたものも手掛けるようになる。本作はSTRANGE FOXなるまさに奇妙なバンドのシングル。実体はよく分からないがこの時期によくあるハード寄りのサウンドを志向するバンド。HATCHはプロデュースのみだが、本作で聞けるサビでのキャッチーさはやはり60年代からポップスを手掛けてきた氏ならではの仕事かと妙に納得してしまう。

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