SWEET CHARIOT
「Wish I Were A Child」


60年代初頭から作曲・パフォーマンス活動を続けていたCARTER & LEWISコンビ。その独自のサウンドは洗練された、清潔感溢れるイメージがある。が、常に時代のトレンドに合わせバンドやサウンドを変化させてきた。獲物を狙うような鋭い洞察力でシーンを常に窺っている姿勢は流石と言うしかない。本作は彼らが手掛けた数多くのプロジェクトの1つSWEET CHARIOTからの1枚。A面「Heavenly Road」はグループ名、そしてタイトルからも察しがつくようなゴスペルをベースにした素朴なサウンド。次にやってくるSSW時代を意識したような作風。そしてB面「Wish I Were A Child」はそれまでの彼等が創造してきたUKソフトロックの集大成的な意義深さも感じられる。CATERと共に作曲者として名を連ねているPETER BARNFATHERはやはり彼等が手掛けたプロジェクトSTAMFORD BRIDGEでヴォーカリストの1人として参加しているファミリー人脈の人。

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