THE SYMBOLS
「No No No」


65年のビートブームの末期にデビュー、その後60年代後半は新興レーベルPRESIDENTにて数多くのシングルと1枚のアルバムのリリースという好環境に恵まれた彼等。そのPRESIDENTとも68年で関係を終了、その後はライヴ等で食いつないでいたのか、72年に久々のレコード契約をCBSと結ぶ。今回のシングルはその第一弾。マイナー調のメロディに軽快なテンポ、この時期によくあるヒット狙いのパターンを踏襲した作風。なんだかレーベルメイトのTREMELOESっぽいなぁと思ったらプロデュースはそのTREMELOESのメンバーBLAKLEYとHAWKESだった。もっとも本作を作曲した作曲家兼ピアノ奏者ERIC WOOLFSONはそのTREMELOES等に楽曲を提供していたし・・・
今回もそういった周りの環境には恵まれてはいたが、このありきたりな作風と「え!?SYMBOLSってまだやってたの!?」的な世間の冷めたリアクションもあったかどうか知らないが、全くヒットしなかった。結局これがこけた為か、契約は更新されなかった・・・
ベタな邦題を付けて独自プロモーションしたら我が国でもヒットしていそうな感じだけどなぁ・・・

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