TAM WHITE
「Building My World」
BOSTON DEXTERSやTHE BUZZ等ビートグループのリード歌手として活動していたスコットランド出身の歌手TAM WHITE。67年にDECCAからソロ歌手としてデビュー、本盤は3枚目のリリースとなる。ここではA面「Amy」ではなくB面「Building My World」を紹介。A面は米国の歌手BOBBY DARINの作品のカヴァーだったが、こちらはWHITE自身と作曲家PETER SHELLEY(プロデュースも担当)との共作。フォーキーなギターカッティングに太くグルーヴィなベースラインの前半からサビで豪華に展開、終始WHITEが抑揚を効かせたソウルフルな歌唱を聴かせるバラード作品。前半のほのかなサイケ感はこの時代ならではか。そんな素敵なアレンジを施したのは当時の人気アレンジャーMIKE VICKERS。