THE TEMPERANCE SEVEN
「Miss Elizabeth Brown」


戦前のオールドタイミィなジャズスタイルで60年代初頭に登場、人気を博したジャズ集団TEMPERANCE SEVEN。大手PARLOPHONEに所属するも、ヒットを出せずに65年には契約解消。その3年後にDECCA系レーベルであるMCAと契約、1枚のみのシングルを残すことになるが今回紹介するのがそのシングル。30年代に作曲され同時代の人気バンドリーダーJACK PAYNE指揮する楽団をはじめ数多くの楽団が当時の流行のダンスステップ‘フォックストロット’用楽曲として好んで演奏していたという「Miss Elizabeth Brown」を演奏したもの。PARLOHONE時代と同じく全く変わっていない安定のオールドタイミィなサウンドに心が安らぐ。当時の英国ポップス業界では戦前のミュージックホール調のアレンジがもてはやされていたが、そういった一環でのリリースでもあったのだろうか?

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