THEM
「Memphis Lady」


デビュー以来目まぐるしいメンバーチェンジを繰り返していたアイルランド出身の彼等。「セッションミュージシャンと一緒に仕事をするのはいやだ」と初代ヴォーカリストVAN MORRISONにはとっとと愛想を尽かされたが、フィルモアあたりではそのライヴアクトが好評で故郷に帰らず60年代後半は米国で本格的に活動。TOWERレーベルでガレージ的な音源を残し、次に止まり木に選んだのはこのHAPPY TIGER。本盤でもファズ全開の豪快な米テイスト一杯のロックを聞かせる。リリース時は70年、ニューロック等新しい息吹に後押しされながら頑張っている姿に感涙(?)。

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