TONI EDEN
「No One Understands (My Johnny)」


マイナーな女子歌手TONI EDENの60年リリースのデビュー盤。本盤というと英国オールディーズ系コンピにも収録された軽快なロックンロール調のB面「Teen Street」に注目が集まりがちだが、ここでは真っ直ぐに(?)A面「No One Understands(My Johnny)」を紹介。こちらは前年に米国の女子歌手PAT O'DAY(唯一のアルバム『WHEN YOUR LOVER HAS GONE』はフィーメール・ヴォーカル系リスナーにお馴染みの彼女)がリリースした作品をカヴァーしたもの。この時期のオールディーズ/ティーンポップによく見られる、ほどよくゆったりしたテンポの牧歌的な作品。片面のロックなノリとは打って変わって伸びのある、朗々とした歌唱を聴かせてくれる。アレンジは60年代後半にPHILIPSレーベルでその名をよく見るHARRY ROBERTS。

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